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英検の受験方式の多様化について2

 

英検の受験方式の多様化について


 前回は実用英語技能検定=通称英検の受験方式の変化について取り上げました。
今後、4つの受験方式から受験生が選ぶ形になります。
前回4方式全ての方式の違いをお伝えしましたが、もう一度メリット、デメリットに触れながらそれぞれの方式について特徴を確認しようと思います。今回は従来方式とS-interview方式です。
①従来方式のメリットデメリット
まずは従来の受験方式について、メリットとしては以下が挙げられます。
・誰でも受験可能。学生から社会人まで誰でも受験ができ、自分の実力が図れます。
・どの級でも受験可能。誰でも受験できるのと同様、自分の目的のレベルに合った級を受験できます。


デメリットとしては
・1次試験(リーディング、リスニング、ライティング試験)の合格者のみが別日程で面接方式のスピーキングテストを受験、つまり試験が2日間かかる。また、その2日間の間には4週間程度あるので最終結果がわかるまでより時間がかかる。
・ペーパーテスト方式の場合、特にライティングセクションは手書きなのでコンピュータベーステストに比べて時間がかかる。
1次試験から2次試験まで4週間あることをデメリットとしてみましたが、受験生の中には1次試験終了後から2次試験対策ができるので、むしろメリットととらえる人もいるかもしれませんが、資格試験として考える場合、その資格の最終結果が出るのが遅いのは総合的に考えてデメリットになると考えました。また、現在の社会において、手書きの文書は社会生活の中ににおいて、かなり限られてきていると思います。簡単に移行するのは難しいかもしれませんが、キーボード、或いはタッチパネルを用いてのライティングテストも近い将来選択できるようにするといいのではないでしょうか。


➁S-interview方式のメリット、デメリット
メリットとしては
・1次試験(リーディング、リスニング、ライティング)の結果に関わらず、インタビュー(スピーキング試験)が受験できる。全ての受験生にとって、基本的な4つの語学能力、をすべて測ることができるのは従来方式にはないのでいい改善になっていると思います。
・従来方式と同じくどの級でも受験可能。先述の通り、レベルに合わせて受験可能です。


デメリットとして
・従来方式と同じくライティングセクションが手書き。これも戦術しましたが少し時代に逆行している気がします。
・高校3年生のみが受験可能。今後の大学受験のための対応策として作られた方式のようなので、現時点で高校3年生のみが受験できるように制限をしているのかもしれません。もしかしたら将来的には誰でも受験可能になるのならば、むしろ従来方式は淘汰されるかもしれません。
・2日間に分けてテストを受験する必要がある。1日で全てのセクションのテストができる方式ができた以上、やはりテストに2日間かけるのはデメリットと考えるべきだと思います。


次回はS-CBT方式、IBT方式のいい点、改善してほしい点について触れようと思います。 そしてどの方式でも少しでもスコアを伸ばせるようなアドバイスも伝えられたらと思っています。




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