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最近の英語教育のニュースVol.4

最近の英語教育のニュースVol.4


前回、前々回と東京都が高校入試にスピーキングを導入するというニュースについて触れました。
今回も前回に引き続き、そのテストについて触れます。

前回はナレーションについて、またそのナレーションを改善するトレーニングについてお伝えしました。
実は過去に岩手県が2000年代に数年間スピーキングテストを取り入れたことがあったそうなのですが、運営側の負担が大きく中止した過去があるそうです。


もう一度テストの内容を確認します。
大きく分けて6つの出題があります。
1.What is your favorite animal?
2.What time do you usually get up? Or What time do you go to bed?
3.Do you have any plans for next Sunday? (Yes/No Question)
4.校内アナウンスの音読(約30単語をまず30秒間黙読、その後音読)
5.3つのつながりのあるイラスト(3コマ漫画のようなもの)を見てそのストーリーを1分間で考えその後、ストーリーを45秒間で発話する。
6.自分が好きな季節(行きたい国)について90秒で考え、3文以上の英文を作り、45秒でスピーチを行う。
(話す内容に関して、以下の3つのヒントが記載されている。)
・好きな理由
・その理由の補足情報
・その季節にしたいこと(好きな国でしたいこと)


前回はアナウンスまで触れましたので、今回は問題5のイラスト描写問題です。
ここからが本格的な文章を組み立てて話す能力を問われるテストと言えるかもしれません。


模範解答を見ると、判定基準として、以下のようなものが挙げられると思います。
①適切な発音ができるか
②最低限の語彙力があるか
③基本的な文章を正確な語順で発話できるか
④適切な時制を使えているか
⑤適切な接続詞や副詞を適切な位置において発話できるか
①以外はやはり語彙+文法の能力を問われているといえます。
②の語彙も<私たち、動物園、電車、パンダ、サル、行く、見る、(電車やバスに)乗る>などの本当に基本的な語彙があれば十分です。
③主語、動詞、必要に応じて目的語か補語、という順番で話すことができれば十分です。
④過去時制の動詞、および助動詞が使えていれば十分です。
⑤First (最初は、まずは)やbut(でも、しかし)、so(なので、だから)を文章の前に入れることができればそれほど問題がないでしょう。


考えてみると、問5も文法的難易度はかなり低いと言えます。
まずは独り言でもいいので
以下1.か2.のセンテンスのどちらかを口ずさんでみてください。
英語の発音に自信のない人は、身近に英語のできる人が探して、聞いてみてもらいましょう。すぐにチェックしてもらうことができます。
1.We wanted to see some pandas. But there were a lot of people. So, we saw some monkeys
2.First, we went to the station. But we couldn’t take the train. So, we went to the zoo by bus.




英会話の初心者に焦点を当てた場合、成長段階ごとにテーマを変えた学習に効果があると言う経験からの事実をもとに、学習アドバイスを毎週更新


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