Vol.19 生活の中の身近な英語教材(8)
10月は年3回行われる実用英語技能検定、通称”英検”の1次試験があります。 英検は、TOEIC(総受験者数250万人程度)と並んで、毎年300万人以上が受験するメガ試験といえます。
実は昨年度から今年度にかけて少しずつテスト形式が変化しています。特に準2級にライティング試験が加わったのは受験者にとってはかなり負担になったかもしれません。もっとも、私自身はライティングの能力は必要だと思うので、総合的な英語力を測るという意味では負担というよりも改善したと思っています。
実は英検準2級にライティングテストが加わった際、英検を運営しているサイトがライティングテストに対応した参考資料を出しました。 <英検準2級ライティングテストに挑戦>という題名です。 全24ページで、ライティングテストの回答方法について、とてもわかり易く解説してあります。
ライティングの問題形式は、 ある質問に対して、賛成であるのか、反対であるのか、自分の立場を決めて、さらにその理由を2つ書くというものです。 この答え方に対して、参考資料では、回答をテンプレートのような「型」にはめて答えることを推奨しています。下記のリンクをご参照下さい。
http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p2/pdf/DrWrite_gradep2.pdf 内容を9つのステップに分けていて、非常にわかりやすく、また実践しやすいように問題形式にもなっています。
この参考資料を、ライティングに限らず、そっくりそのままスピーキングに繋げることができると思います。この資料は、会話するとき、とりわ基本的な会話の中で自分の意見をはっきりさせる時にもそのまま使えると思います。 この「型」を利用することで、とてもシンプルかつわかりやすい文章を作ることが出来ると思います。
次回、もう少し具体的に説明します。
英会話の初心者に焦点を当てた場合、成長段階ごとにテーマを変えた学習に効果があると言う経験からの事実をもとに、学習アドバイスを毎週更新