Vol.26 再来年度の大学入試制度変更(英語について)、及び2020年に向かって(4)
現在まで5回ほど、2020年度に大きく変化する英語教育事情、それに向けてどう向かえばいいのかについて触れています。現時点では英検が民間資格として受験するのに一番ベターな選択であること、そして前回は具体的にその英検で出題される英作文対策について、触れました。
今回は前回の<2.英作文対策>に引き続き、2級の長文対策の問題対策に簡単に触れようと思います。
3.長文対策
長文はPart2A、B、Part3A、B、Cの5つの長文が出題されます。
Part2は長文の空欄に適切な単語やフレーズを補充する問題です。
4択で A3問 B3問 計6問で、比較的正解を導きやすいパートです。
と言うのは、選択肢の中に難しい語彙はあまり出てこないからです。先に選択肢をチェックしておきましょう。ちなみにどの選択肢を入れても文法的に間違いはありませんので文法的な問題ではありません。前後の文章や、内容全体から一番適切な選択肢を選択します。
問題A、問題B共に6分 計12分での回答を目標にします。
Part3は長文の内容を把握する問題です。
4択でA3問(Email)、 B4問 C5問 計12問となります。
1.Part3の問題には大きな特徴があります。それは 段落と問題が対応しています。つまり、第1問は第1段落から出題され、第2問は第2段落から出題されています。
Aは通常mailの問題で3段落、Bは論文形式の問題で4段落、Cも論文形式で通常5段落です。問題数もA(mail)は3問、B(論文形式)は4問、C(論文形式)は5問あります。必ず先に問題に目を通しましょう。問題に目を通すことである程度長文の内容が理解できます。
問題Aは8分、問題Bは10分 問題Cは12分、計30分での回答を目標にします。
長文の配点は英作文と同様、高いので注意深く回答していきましょう。
英会話の初心者に焦点を当てた場合、成長段階ごとにテーマを変えた学習に効果があると言う経験からの事実をもとに、学習アドバイスを毎週更新