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大学入試センター 試行テスト(英語)について、リーディング編(2)

大学入試センター 試行テスト(英語)について、リーディング編(2)

 

 以前にも触れましたが、大学入試の制度が変わり、それに伴って外国語は将来的に外部試験に委託するという指針が発表されました。
11月に行われた試行テストでは、その移行期間(2023年度まで)に出題されると考えられるテストが用意されていました。
全国で約84,000人の高校2年生、3年生が受験したとのことです。
その中で英語は、筆記(リーディングセクション)は80分、リスニングセクションは30分の解答時間が与えられていました。
*訂正 前回リスニングセクションは40分の解答時間と伝えましたが、30分の誤りでした。お詫びして訂正いたします。


今回はリス二ングについて触れたいと思います。
リスニングの問題も確認しましたが、大問1から4までの難易度はさほど高くないのではないかと思います。
ただ、大問5,6に関してはある程度リスニングスキルと共に、書かれている問題を迅速に理解する能力が必要でしょう。
また、色々な国籍の出身のスピーカーによる発音も組み入れてあったようです。
経験則上、リスニングはリーディングに比べて、得意な人、不得意な人の差がはっきり分かれる傾向があります。
リーディング、グラマー、ライティングのような机上で学ぶジャンルに対し、リスニングは実地試験的な側面があるからだと思います。
例えば、アメリカ人の先生にずっと英語を習っていた人が、イギリス人の発音を初めて聞いた時は、イギリス人の先生にずっと習っていた生徒に比べて、その発音に戸惑う可能性があるでしょう。
さらに言えば、経験値がものをいうとも言えます。
どれだけ多くの量を聞いてきたかで、対応できる幅が変わってくるでしょう。


 運転免許で例えるならば、免許取得の際の、筆記試験がリーディングテスト、路上試験がリスニングテストに似ています。
筆記試験はドライビングスクールの講師の講義を受けて上達できますが、路上試験はその時の道路状況に自分自身で対応する必要があります。
その対応をするには路上教習で自分で公道である程度の経験をする必要があります。きっとその経験が多ければ多いほど合格しやすくなるでしょう。


受験生へのアドバイスとして、
問題の傾向としては、前半(大問1から4まで)は、前年度までの大学入試センター試験とさほど変わらないレベルだと思います。
また、問題の傾向としては英検3級や準2級レベルのリスニングテストのレベルでもあります。
前回の時にも述べましたが、過去問が英検のホームページでダウンロードできるようになっています。
ぜひそれを利用して、何度もスクリプトを見ながらでも聞き続けて、少しでもリスニングの経験値をあげていただきたいと思います。


また、後半の問題(大問5、6)に関しては、当然かもしれませんが、前年度に行われた試行テストの過去問が一番類似した問題でした。
前年度の問題、そして今回の問題、あとはやはり、過去のセンター試験のリスニング試験の後半の問題(大問3や4)がその次に問題傾向が似ていると思います。
スクリプト(字幕)もダウンロードできますのでスクリプトを見ながら発音を聞けば、自分が思い描いていた発音と、実際の発音とのギャップを意識することができると思います。
その違いを理解することがリスニングスキル向上のカギになります。




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