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大学入試センター 試行テスト(英語)について(3)総合編

大学入試センター 試行テスト(英語)について(3)総合編

 

 11月中旬に行われた、大学入試センターにおける試行テストについて前々回からお伝えしています。
外国語(英語)は外部試験への委託が将来的に計画されていますが、それまでの移行期間(2023年度まで)に出題するテストを想定して全国8,4万人の高校2年、3年生がその試験を受験したとのことです。
また、リーディング80分、リスニング30分という時間配分で、またともに配点バランスはそれぞれ100点とのことです。


今回はもう一度二つのセクションについて触れるとともに、受験者の方々への簡単なアドバイス、およびテストへの提言も含め態と思います。
まず、リーディング、リスニング共に問題構成としては良かったのではないかと思います。
リーディングでは基本的に読解に焦点を当て、センター試験での発音やアクセントの問題を削除した点はとても評価できると思います。
むしろ発音、アクセントはリスニングやスピーキングに関係するものです。
また、問題量が多い気がしましたが、それもよく考えると読解にかける時間は英語を読む量が多いほど読むスピードがつくという点ではどれだけ英文を読んできたか、英文に触れてきたかを測るには最適とも言えます。
リーディングスキルは読んだ量に比例してついていきます。
また、リスニングに関しても比較的簡単な問題から、難しい問題まで網羅してあったり、複数の国の出身のスピーカー(話し手)の発音が取り入れられています。
そしてリスニングが2回流される問題、1回のみ流される問題が取り入れられているのも問題の難易度を変えることで受験生の学習度を測れるという意味ではとてもいいと思います。
自分や自分の周りの生徒さんたちを見ての経験則上、やはりリスニングもどれだけ英語の発音に触れてきたかに比例してリスニングスキルは向上しています。


 受験生へのアドバイスですが、
リーディングについては、過去に出題されてきたセンター試験の発音やアクセントを除いた部分、さらに比較的類似しているのは英検準2級、2級の過去問の長文問題のみを時間を測りつつ問題に取り組むと本番の問題に対応しやすくなると思います。
どちらも過去3回分は無料でダウンロードして問題に取り組むことが出来ます。
さらに昨年度の試行テストの問題も利用できますのでこれだけでもある程度問題に慣れることはできると思います。
リスニングにおいても、同じことが言えますが、後半の問題に関しては、あまり英検など、他の資格試験で類似しているものが現時点で見つかりませんでした。
まずはセンター試験の過去問、そして前回、今回の試行テストの過去問をスクリプトを見ながら繰り返し聞いてみるといいと思います。
文字を見ながらリスニングのトレーニングを行うと自分が想像していた発音と実際の発音の違い、カタカナ英語とのギャップを意識することでリスニングの精度が少しずつ改善されていくでしょう。


 最後に、今後のテストに関して、リーディング、リスニングをテストするだけはなく、ライティング、スピーキングテストも実施してもいいのではないかと考えています。
ライティング、スピーキングテストは採点に時間がかかったり、もしインタビュー形式での面接でスピーキングテストを実施をする場合、試験官の量がかなりの人数必要とする可能性がかなりあります。
さらに筆記テストでもマークシート方式と違い、採点するときには機械ではなく人間が採点をやるので、その際にやはりかなりの人数の採点担当者が必要になってくると思います。


リスニングの問題も確認しましたが、大問1から4までの難易度はさほど高くないのではないかと思います。
ただ、大問5,6に関してはある程度リスニングスキルと共に、書かれている問題を迅速に理解する能力が必要でしょう。
また、色々な国籍の出身のスピーカーによる発音も組み入れてあったようです。
経験則上、リスニングはリーディングに比べて、得意な人、不得意な人の差がはっきり分かれる傾向があります。
リーディング、グラマー、ライティングのような机上で学ぶジャンルに対し、リスニングは実地試験的な側面があるからだと思います。
例えば、アメリカ人の先生にずっと英語を習っていた人が、イギリス人の発音を初めて聞いた時は、イギリス人の先生にずっと習っていた生徒に比べて、その発音に戸惑う可能性があるでしょう。
さらに言えば、経験値がものをいうとも言えます。どれだけ多くの量を聞いてきたかで、対応できる幅が変わってくるでしょう。
運転免許で例えるならば、免許取得の際の、筆記試験がリーディングテスト、路上試験がリスニングテストに似ています。
筆記試験はドライビングスクールの講師の講義を受けて上達できますが、路上試験はその時の道路状況に自分自身で対応する必要があります。
その対応をするには路上教習で自分で公道である程度の経験をする必要があります。
きっとその経験が多ければ多いほど合格しやすくなるでしょう。


受験生へのアドバイスとして、
問題の傾向としては、前半(大問1から4まで)は、前年度までの大学入試センター試験とさほど変わらないレベルだと思います。
また、問題の傾向としては英検3級や準2級レベルのリスニングテストのレベルでもあります。前回の時にも述べましたが、過去問が英検のホームページでダウンロードできるようになっています。
ぜひそれを利用して、何度もスクリプトを見ながらでも聞き続けて、少しでもリスニングの経験値をあげていただきたいと思います。
また、後半の問題(大問5、6)に関しては、当然かもしれませんが、前年度に行われた試行テストの過去問が一番類似した問題でした。
前年度の問題、そして今回の問題、あとはやはり、過去のセンター試験のリスニング試験の後半の問題(大問3や4)がその次に問題傾向が似ていると思います。
スクリプト(字幕)もダウンロードできますのでスクリプトを見ながら発音を聞けば、自分が思い描いていた発音と、実際の発音とのギャップを意識することができると思います。その違いを理解することがリスニングスキル向上のカギになります。


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