1月~3月の英語の試験について(2)
前回1月から3月にかけて日本では受験シーズンがあり、
また英語関連の試験もそれに伴って多く行われるとお伝えしました。
前回はセンター試験について触れました。
今回は、公立高校の入学試験について触れようと思います。
おそらく全国で半分以上の中学3年生が3月中旬に公立高校入試を受験されると思います。
各都道府県で試験の傾向が違うので、もちろんそれぞれの都道府県の過去問や模擬試験、対策本を参考に対策をするのが一番の合格への道だと思います。
ただ、やみくもにそれらを勉強するだけでは普通の受験勉強と変わらず、
この差し迫ったこの時期は、もう少し効率的かつ即効性のある学習をしたほうがスコアアップできる可能性があります。
そこで一番即効性のある、つまりスコアアップの見込めるセクションはリスニングだと思います。リスニングが得意な受験生はきっとそう多くはないと思いますので、もしこのセクションをこの1か月で伸ばすことができれば、少しでもほかの受験生と差別化ができるでしょう。
半年くらい前にTOEICのリスニングセクション対策でもお伝えしましたが、発言の最初の3、4単語に耳を集中させることがリスニングテストで好スコアをとる秘訣の一つです。冒頭の3、4単語、いったん途切れた後の3、4単語、発話者が変わった後の3、4単語を聞き取るだけで会話、あるいは発話の内容の概要がある程度想定できる可能性が高くなります。
最初の3、4単語には多くの場合、主語、述語、疑問詞、否定語、時制を表す単語が含まれています。つまり文章における重要な部分が含まれているので、どんな話題なのかが予想しやすくなります。
また、もし過去問や問題集をやりつくしたのであれば、英検3級のリスニングの過去問があります。英検の公式サイトで過去3回の過去問が無料でダウンロードできますし、スクリプトも用意されていますもので、ぜひトライしてみて下さい。英検3級の問題は、ほぼ公立の中学3年生までに学ぶ文法や語彙を考慮して作られている問題になっていますので、公立高校の受験にもある程度準じた問題になっているはずです。ぜひリスニングトレーニングに無料の教材として利用してみてください。
英会話の初心者に焦点を当てた場合、成長段階ごとにテーマを変えた学習に効果があると言う経験からの事実をもとに、学習アドバイスを毎週更新