最近の英語教育のニュース
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高校入試でのスピーキング試験導入について(東京都)
ここ数回1月くらいから3月まで行われる色々な試験についてお伝えしていましたが、
今回は今年度の東京都の英語の高校入試についての変化があるのでそれを取り上げたいと思います。
東京都教育委員会は来年度(2020年度)から都立高校の英語の入学試験にスピーキングを取り入れるとの発表したそうです。(今年度はプレテストが実施されているはずです。)簡単にまとめておくと、
目的
1.中学3年生までの学習時点での英語を「話す」能力を育む指導の改善。
2.今まで実施されていなかった、英語4技能「話す、聞く、読む、書く」の中の「話す」という能力を評価の導入
3.高校で「使える英語」の能力を育成するための指導
出題範囲及び内容
東京都の教育委員会で指定されている教科書をもとに出題され、その中から基本的な知識、技能を習得しているか、そしてそれをもとに思考力、表現力、判断力を考査する。
出題方式および日程
タブレット端末とヘッドセット(ヘッドホン)が用意され、タブレットの画面、およびそこから流れるアナウンスに応答する形式で、その応答を録音する。日程は11月最終週~12月第2週くらいまでの土日、および祝祭日を予定。
より詳しい内容は東京都教育委員会のHPに記載されています。
ただ、ここまで概要を説明しましたが、なにより肝心なのはこの試験を受ける受験生がその試験のためにどんな準備をすべきなのか、ということだと思います。プレテストで使用された出題の一部を見てみました。
あるストーリー性のある3枚の絵(3コマ漫画みたいな形式です)を見て、その内容を口頭で説明するといった内容でした。
このような問題は英検2級の2次試験の問題、あるいはTOEIC bridgeという、TOEIC公式テストよりも比較的簡単かつ、より日常生活の英語に関することが出題されるテストのSpeakingテストに同様の問題がありました。
まだ実際のテストも試行錯誤の段階なので現時点では上記のテストの過去問題、サンプル問題を何度も試してみて発話の練習につなげてみるといいと思います。次回もう少しスピーキングのアドバイスを続けます。
英会話の初心者に焦点を当てた場合、成長段階ごとにテーマを変えた学習に効果があると言う経験からの事実をもとに、学習アドバイスを毎週更新