最近の英語教育のニュースVol.5
ここ数回において。
東京都が高校入試にスピーキングを導入するというニュースについて触れました。
数日前には「民間資格・検定試験を活用した東京都中学校英語スピーキングテスト(仮称)事業」において試験を運営する民間事業者を募集し、5月にはどの民間事業者が最優秀だったを決定するとのことでした。
前回は問題5.イラスト問題=3コマ漫画のようなイラストを見て、そのイラストの内容を英文で発話するという内容でした。
主に、①適切な発音、②語彙力、③語順、④適切な時制の部分を中心に受験生の英語力を判断する問題といえます。
今回は最後の問題6について触れ、簡単なアドバイスも付け加えようと思います
問題6は以下のような内容でした。
自分が好きな季節(行きたい国)について90秒で考え、3文以上の英文を作り、45秒でスピーチを行う。
(話す内容に関して、以下の3つのヒントが記載されている。)
・好きな理由
・その理由の補足情報
・その季節にしたいこと(好きな国でしたいこと)
1.まずは最初に以下のように何について話すつもりであるかという導入部から始めましょう。
(I’m going to talk about.....) これは別にテストではなくも普通の会話でも同じようなシチュエーションはたくさんあります。
2.好きな理由もテストではなく、普通の会話でよく伝えることがあると思います。
(I like......., because .........) <<because=>>
は理由を述べる時には大多数の人が使う代表的な単語です。迷わず使って理由を伝えましょう。
3.理由の補足情報ですが、例えば<私は好きな季節(時)でこんなことができる、好きな国(場所)でこんなことができる。>という文章をもう一つ加えることができます。
I can ... then(季節=時)あるいは I can ....there(国=場所)
4.その季節でしたいこと(その国でしたいこと)に関して、
これも(I want to...)というごく基本的なフレーズで英語にすることができます。
これで最低でも4つのセンテンスができます。
基本的に現在形で伝えることができるはずなので、時制を心配する必要はないですし、否定文や疑問文を作ることを要求していませ
ん。(個人的には疑問文や、否定文を回答するような問題を含んで少し難易度を上げても問題ないと思いますが。)
まず<主語+(助動詞+)動詞を組み立てる>という発話練習をすれば、ほとんどの受験生は対応できると思います。
このくらいのレベルであれば難易度は全然簡単です。文法(Grammar)や読解(Reading)にぜ比べたら難易度は格段に低いので普通に学校の英語の授業を受けている学生ならば自信をもって受けてもらっていいと思います。
英会話の初心者に焦点を当てた場合、成長段階ごとにテーマを変えた学習に効果があると言う経験からの事実をもとに、学習アドバイスを毎週更新