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最近の英語教育のニュースVol.6

最近の英語教育のニュースVol.6


ここ数回。東京都が高校入試にスピーキングを導入するというニュースについて触れました。今回は、2020年度から始まる、小学校5,6年生で行われる教科としての英語について触れ、また現在の成人の英語の学習意欲向上にも共通するものがあると思ったので、それについてお伝えしたいと思います。


つい先日、初めて小学校で使用される英語の教科書の検定が行われました。そしてそれら教科書の内容の一部が公開されていました。 その中には以下のような内容が含まれていました。


・食べ物や動物などと一緒に書かれているアルファベット表、
・困ったとき簡単な返答のフレーズ(ほめる、相槌をうつ、慰める、賛成するなど)
・感情表現(great, happy, happy, nervous)など、
・ゲーム(アルファベット順を覚えるための迷路)


 小学校5,6年生でおよそ600語程度の語彙を身に着けさせるのを目標にするようです。
ただ、ニュースにも書かれていましたが、内容的に、まずは英語を学ぶというよりも、英語をに触れることで楽しんでもらうという趣旨が強いようです。


 私が読んだ記事によると、教科書の中に過去形が出てきても、時制に関してはふれていないとのことです。個人的にはちょっと疑問ですが、でもまずコミュニケーション能力の向上に焦点を置けば、あとで多少学習順序が変わるのも一つの学習アプローチとしてありなのかもしれません。仮に何かしら間違えて覚えたとしても、それが間違いであると学ぶということで、それが学習となります。


 同僚の外国人の一人のエピソードですが、彼は、日本語で<すわる>と<さわる>を勘違いして覚えていたとのことで、その彼が電車の中である女性に席を譲るつもりで「よかったらさわって下さい。」と言って驚かれたそうです。彼が外国人で彼の日本語も発展途上中ですぐに回りも間違いに気づいて笑いに包まれたそうですが、逆に彼はそのことで<すわる>と<さわる>を覚えたと言ってました。


 英語を楽しむというのは、成人が英語を学習する際にも非常に大切な要素の一つです。教科書の内容をすべて見たわけではないので、何とも言えませんが、一度ぜひ成人にも小学生向けの教科書をトライしてみていただきたいと思います。英語への拒否反応を持っている人や苦手意識を持っている方たちへの”治療薬”になるかもしれません。




英会話の初心者に焦点を当てた場合、成長段階ごとにテーマを変えた学習に効果があると言う経験からの事実をもとに、学習アドバイスを毎週更新


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