自分の好きなこと(モノ)を英語で学ぶvol.3
前々回は私が担当している生徒さんで、テコンドーの審判資格を取るために英語を学んでいる生徒さん、
前回は中学でバスケットボール部に所属していた中学生についての触れた中で、
英語に翻訳されたルールブックを学ぶことで、普通のテキストよりもより効率的に英語を学べているようだということをお伝えしました。
その効果で、英語に興味が増しているようです。
今回は、社会人で、かつてテニス部に所属していた生徒さんのエピソードをお伝えしたいと思います。
その方は現在はテニスをしているわけではないのですが、今でもテレビでよくプロの試合は観るとおっしゃっていました。
自分もテニスは数年間趣味として楽しんでいたので、自分にとっても楽しいレッスンでした。
その方とのレッスンの中で教材として使用したのは、CNNやBBCなどのスポーツニュースの記事や動画のニュースでした。
ある動画のニュースであるテニスラケット会社の広報の人が以下のように話していました。
“This is actually the first tennis racquet (that) you have to turn on before you start playing.”
This is the first school bag (that) I used in my school days.
下のセンテンスはある文法のテキストで関係代名詞についての項目での例文です。
動画のニュースのほうが長く、さらにもう少し多くの修飾語が含まれていますが、断然動画で述べられていたセンテンスのほうが頭に残っているとおっしゃっていました。
また、超有名テニスプレーヤーがアメリカのニュース番組でのインタビューで以下のように話していました。
“I believe that Nadal and Federer and even Andy made me a better player and made me understand what I needed to do to improve.”
そして以下のセンテンスはあるテキストで文型および使役の動詞を学ぶために書かれていたセンテンスです。
I believe that he made her his secretary.
この2つの文は上のニュースのセンテンスは25語、下のテキストはたった8語です。
それでも断然記憶に定着するのは上のニュースでの一節に間違いないとのことでした。
”Work hard,play harder” ちょっと意味は違いますが、
自分の好きなものを通じて、学ぶことができれば上達の近道になると思います。
英会話の初心者に焦点を当てた場合、成長段階ごとにテーマを変えた学習に効果があると言う経験からの事実をもとに、学習アドバイスを毎週更新