英語の基礎(1)5文型 必要?
一応メールシリーズが50回になったので、ここで一度一区切りして、ここからは英語の基礎のことについて触れようと思います。今まで生徒さんに聞かれた質問だったり、あるいはインターネット等で取り上げられていたりした質問の中で、他の方にも役立ちそうな質問を取り上げていこうと思います。
今回の質問は、ちょっと抽象的な質問になりますが、多くの英語学習者が思いつく質問の一つだと思います。
Q:5文型って何ですか? 5文型を知っておく必要ってありますか?
A:英語の文は原則として5つの語順のタイプに分類することができて、この5タイプに分類することで、英語をよりわかりやすく理解するための手段と考えればいいと思います。
英語を例えばクイズに例えるとしたら、そのクイズを解くための非常に大きなヒント、手がかりみたいなものと考えればいいと思います。
また、5文型を知っておく必要があるかどうかについて、極論で言えば必ずしも必要ではないし、ネイティブは話したり、聞いたり、読んだり、書いたりする時に5文型を意識することはないはずです。
彼らは頭の中で、英語で考えて、それを話したり、書いたりしているからです。
母国語が英語ではない人にとって第2言語、第3言語として学ぶには非常に役立つ文法的ルールです。
確かにちょっと煩わしいルールかもしれませんが、5文型を理解していないよりも理解しているほうが、英語を話す時も、聞く時も、読む時も、書く時もとても相手にとって伝わりやすい文章になります。
そのための非常に便利な”道具”と言えます。
例えるならば、パソコンのキーボードを覚えるのと同じようなものかもしれません。少し煩わしいけれど、覚えてしまえば色々な作業が素早くできるようになるのに似ています。
文法の重要性については以前の”英会話のアドバイス2”でも触れていますので参考にしてみてください。