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英語に関するQ&A(36)TOEICのリスニングと英検準1級のリスニング

英語に関するQ&A(36)TOEICのリスニングと英検準1級のリスニング


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Q:TOEICのリスニングは英検準1級のリスニングをやっていれば大丈夫ですか?


A:今回は、かなりシンプルでアバウトとも言えるような質問をピックアップさせて頂きました。
この質問を選んだ理由ですが、この質問に対する回答は、普通ならTOEIC向けのリスニングのトレーニングをするべきということになるだろうと思いますし、事実他の方の回答もそうなっていました。
もちろん私もそれに反対するつもりはありませんが、英検準1級向けに作成されたリスニングの問題もTOEIC対策向けのリスニングに利用できる部分があると私は思いました。
あくまで今まで生徒さんに教えた際の経験則で、統計を取れるほど多くのサンプルがあるわけではないですが、実際に英検準1級のリスニングの過去問でリスニング対策をしていた人がTOEICのリスニングセクションのスコアがアップしたという人が複数いらっしゃるからです。
以下に、準1級のリスニング対策をしていた人がTOEICのリスニングセクションのスコアを伸ばすことができたいくつかの理由を推察します。


①TOEICのリスニング問題のスピード1分あたり約160~170ワード前後)と、英検準1級のリスニング問題のスピード(1分当たり約150ワード)は似ています。
若干TOEICの方が早いですが、いいトレーニングと言えると思います。


②TOEICのPart3と英検準1級のリスニング問題第1部は、同じ4択の会話問題で、その会話の内容がちゃんと把握できているかを問う問題です。時間も40秒から1分前後の日常の場面を想定した会話になっています。


③TOEICのpart4と英検準1級のリスニング問題第2部も、同じ4択問題で、かつ1人のナレーターのアナウンスを聴く説明文問題で、その内容をちゃんと把握できているかを問う問題です。TOEICの問題も英検準1級の問題もアナウンスの時間は約1分程度です。


特に②と③についてですが。
TOEICのリスニングセクションの問題100問中69問(約70%)がPart3とPart4で構成されていますし、英検準1級のリスニングセクション問題29問中24問(約80%)が第1部と第2部で構成されています。
つまり両テストのリスニングテスト問題の3分の2以上が似たような出題形式になっています。
なので私の考えでは、”ある程度は準1級のリスニング問題はTOEIC対策としても使える”と言えます。
そしてさらに伝えたいことの1つとして、どうせなら、TOEIC、英検どちらの資格試験もトライしてみてもいいのではないかと思います。時間があるならば二兎を追っても全然構わないと思います。


*もちろん違いもあるので、その点はしっかり把握しておきましょう。TOEICリスニングセクションPart1 の写真描写問題やpart2の適切な応答を選択する問題は英検準1級にはない問題ですし、英検準1級のリスニング問題第3部(シチュエーション問題)は、TOEICにはありません。
そして、TOEICのリスニング問題は英検準1級の問題に比べてビジネスシーンで行われるであろう会話の場面が多かったり、2者ではなく3者以上での会話の場面であったりします。また、TOEICは図やチャートの情報とともにリスニング問題を解く問題も含まれています。さらにもう一点、TOEICの問題(part3とPart4)は問題文が問題用紙に記載されていますが、英検の問題は、問題文が問題用紙には記載されていません。その点では少し英検準1級の問題の方が少し難易度が高いとも言えます。
ちなみにTOEICで700~750点前後のスコアをgetできそうであれば英検準1級を目指してもいいと思います。
参考までに英会話のアドバイス.158.159 TOEIC730 と英検準1級もご覧ください。