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英語に関するQ&A(95)ネイティブと普通に会話ができるレベルの人に聞きたい

英語に関するQ&A(95)ネイティブと普通に会話ができるレベルの人に聞きたい


本を出版しました。 英会話のやり直しと土台作り


2000年から現在まで20年以上、英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら沢山の英語に関する質問に答えてきました。その経験をコツコツと書いていきますのでよろしくお願いします。


Q:英語ができる方、特にネイティブと普通に会話ができるレベルの人に聞きたいです。リスニング(会話、洋画、洋楽)等を聞いた感覚はどうなっているのでしょうか?
ⓐ英語を聞く→聞きながら日本語に頭の中で変換→意味を理解
ⓑ英語を聞く→意味を理解
英語ができなくて苦手な部類です。せめてリスニングできるようになりたいです・・・アドバイス会ったら下さい・・・


A:この質問を拝見して、改めて、以下の3つ時期に大きく分けて、それぞれどのように外国人と接していたり、英語のニュースや映画などを聞いていたりしたのか(英語をどのように処理していたのか)を再度考え直してみようと思います。


①英語のレベルが基礎レベルだった時
(英語力基礎レベル期)
質問者様がおっしゃっていたⓐのように聞きながら、頭の中でそれぞれの英語を日本語訳していました。なのでどうしても日本語に訳している間に次々と英語が流れてきてしまって結局自分の英語の理解のスピードがぜんぜん追いつかない状態でした。


②ある程度英語のレベルが成長してきた時は、どのように英語を聞いていたのか。
(英語力成長途上期)
英語を定期的に聞いて行くうちに基本的に同じようなフレーズは、頭の中で日本語に翻訳するのではなく、英語を英語として理解する言葉が徐々に増えて行きました。少しずつですが、日本語に訳すフレーズが減少していくことで、徐々に理解のスピードが追いつかなくなることが基礎レベル気と比べると減っていきました。ただし、センテンスが長かったり、知らないワードが沢山出てくるような内容になるとどうしても”日本語訳スイッチ”が入ってしまいます。”日本語スイッチ”≒「これって日本語でどういう意味だろう。」こうなってしまうとどうしてもやはり英語の理解のスピードが一気に追いつかなくなります。


③外国人の同僚と英語で日常会話及びビジネス上のやり取りも行なっている現在の自分
(英語力安定期)
聞こえてくる英語のセンテンスが長くなったり、知らないワードが多少出てきたりしても、それはそれとして頭の中では”英語スイッチ”が入ったままなので、質問者様がおっしゃっていたⓑのような状態で頭が働いています。そしてそれは自分が発言、発話する時もそのスイッチが入ったままなので、英語で考えているその言葉をそのまま英語で発言する、といった感じになります。


結論としては、英語(外国語)を聞いていると時、その英語(外国語)レベルが上がるにしたがって、第1言語が入ってくる余地がだんだんなくなっていく→そのことで”寄り道”をする必要がなくなっていくというイメージです。
どのようにして”英語力安定期”までたどり着くかは、人それぞれですが、今まで何度も伝えていますが、最初のステップとしてはリスニング、またそのリスニング力を高める為の予備知識としての基礎文法の知識の向上を図るといいと思います。


アドバイスVol 1,2 でリスニングのコツついて触れています。そちらのエピソードについても一度ご覧になってみてください。


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