英語に関するQ&A(14)共通テスト(模擬試験)の英語について
01/09更新
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2000年代前半から現在まで15年以上、小学生から年配の方々まで色々な世代、また、インターナショナルスクールに通う子供を持つ主婦、弁護士さん。外資の営業ウーマンなど、色々な職業の方々に英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら英語を学ぶ生徒さんや留学希望者の方から、限りなく沢山の英語に関する質問を受けてきました。その中でインターネット上の質問と重なる質問も時々見受けられます。そんな質問に答えていきます。
Q:共通テスト(模擬試験)の英語について、あと共通テストまであともう少しですが、点数がなかなか伸びず困っています。
第1問から第3問の資料の読み取りみたいな問題で落とすことも多いです。
第4問から第6問では文を一読で理解できずに解くのに時間がかかってしまうことが多いです。
A:まず、本題に入る前に少し長くなりますが、いよいよセンター試験に代わって共通テストが開始されますね。
大学入試センターが発表しているサンプル問題を試してみましたが、今までのセンター試験よりも実践的な出題方式になったと思います。
また、出題の傾向として、TOEICL&Rに近い問題形式になったと言えるかもしれません。
さらに、リーディングの配点が200点から100点に、リスニングの配点も50点から100点に変わりました。
つまり、今までリスニングはたったの英語の総得点の20%だったのが、いきなり50%となりました。
リスニング力の評価がこれまでよりも2.5倍高くなったとも言えます。
その分リスニングにも取り組む必要があると思います。
今回はリーディングについての質問ですが、総問題数43問に対して、解答時間は80分、単純計算で1問あたり約2分で答える必要がありますので、速読力が必要になるでしょう。
ただ、それはすぐに身につくものではありません。
残念ながら、短期間でスコアを大幅に上げる方法はないと思います。
少しでも時間をsaveする方法を試すのがスコアを数点でもアップさせる方法だと思います。
オーソドックスかもしれませんが、その方法をいくつか挙げていきたいと思います。
1,問題、および選択肢を半分(選択肢が4つあるとしたら2つ程度)読んでから、本文を読む。
先に問題文、選択肢いくつかを読むことで本文の内容をある程度把握できます。これができると、問題を全部読まなくても正解にたどり着く可能性が出てきます。総合的な英語力と言う点では本当はお勧めできませんが、テストのためのテクニックの一つとして有効な場合もあります。
2,試験開始後、35分経って第3問までに終了していなければ、たとえ終了していなくても強制的に第4問以降の問題に取り掛かるようにする。
共通テストの配点は後半(第4問~第6問)のほうが前半(第1問~第3問)よりも配点が高くなっています。後半のほうが難易度が少したかかったり、や本文の単語数も多くなったりしていますが、もし時間がない場合、後半の配点の高い問題をあきらめるより、前半の配点の低い問題をあきらめたほうがスコアが少しでも取れる可能性があります。
おそらく第3問まで30分~35分で終わらせることができる受験生は上記の小手先のテクニックは必要ないと思います。今回は、テストまであと1か月を切ってそれでも自信がないという方が少しでもスコアをとるためにはどうするかと言う視点でアドバイスさせていただきました。
今回はリーディング対策のアドバイスでしたが、英語のリスニング対策に関してはvol.26で取り上げています。共通テストようというわけではありませんが、参考になると思います。
- 英会話のアドバイス.26大学入試制度変更(英語)、及び2020年に向かって(4)
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