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英語に関するQ&A(16)英語のリーディング力向上のためのトレーニング

英語に関するQ&A(16)英語のリーディング力向上のためのトレーニング


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2000年代前半から現在まで15年以上、小学生から年配の方々まで色々な世代、また、インターナショナルスクールに通う子供を持つ主婦、弁護士さん。外資の営業ウーマンなど、色々な職業の方々に英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら英語を学ぶ生徒さんや留学希望者の方から、限りなく沢山の英語に関する質問を受けてきました。その中でインターネット上の質問と重なる質問も時々見受けられます。そんな質問に答えていきます。


Q:英語のリーディング力向上のためのトレーニングメソッドを教えてください。目的は、英語の文章をさらに早く読んで理解できるようにすることです。


*アンサーの前に今年度から始まった大学入学共通テストの英語のリーディングテストについて少し触れたいと思います。
新しいテストになってから、出題形式が以前のセンター試験とは変わり、 発音やアクセント、語順整序、文法や語彙を問う短文の問題などはなくなり、図や表などはあるものの、基本的には長文読解のみの出題となりました。


A:リーディング≒長文理解、長文読解ということで考えていこうと思います。
オーソドックスな方法ではありますが、3段階に分けて長文を理解するためのステップを説明します。
長文は中学、高校3年間の文法知識をある程度維持できていれば、概要をつかむことはきっと難しくないはずです。


1, 長文をみるとどうしても読む気力が失せる人もいるかもしれませんが、長文は短いセンテンスの集合ととらえてください。
当たり前のことですが、長文は短い文章がたくさんあるだけです。
通常一文は、大体平均して10~15単語前後の文章ではないでしょうか。
時に長い文章もありますが、普通は長くても20単語くらいだと思います。
それに通常長い文章の場合、カンマなどで区切られています。
なので、カンマまでを一つの意味のまとまり(=一文)として考えてもいいと思います。
そうすればそこまで一つの文章が長いということはありません。
どんどん長いものは分解していきましょう。


2, 次は、その短いセンテンスを自分が持っている文法の知識を駆使して、理解していきましょう。
私が担当した生徒さんでリーディングが得意な生徒さん達の共通の特長としては、比較的単語数の多い文章を理解する時は、まずその長い文章の動詞にあたる単語がどれなのかを見極めた上で読み進めている方達でした。
コツの一つとして文章の動詞を見つけたうえで読み進めることで、どこが主語かも見つけることが簡単になります。
中には分らない単語やイディオム、文法ルールが出てくると思います。
ただ逆に長文のほうが、前後の文章などから、自分のわからない部分を推測する手がかりを見つけられる可能性が高いのです。


3, 加えて、もしわからない単語、イディオム、文法ルールが出てきたとしても、3~5つ知らない部分がでてくるまではそのまま読み進めてみましょう。
読み進めた部分から分らない部分、分らない単語が推測できる可能性があります。
長文を読むことで新しい語彙を習得することは、周りの文章とつなげて記憶できるので、単語帳などで語彙を増やすより比較的忘れにくいと思います。


TOEICのリーディング対策に関する記事はVol.46,47で触れていますので参考にしてみてください。


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