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英語に関するQ&A(38)TOEICの新形式について、以前のテストと比較

英語に関するQ&A(38)TOEICの新形式について、以前のテストと比較


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Q:TOEICの新形式について。2016年5月から新形式のテストになっていますが、それ以前のテストに比べて違いはどのような感じでしょうか。数年ぶりの受験なので若干不安です。


A:前回と同じ質問ですが、前回はリスニングパートについてのアドバイスを伝えたので、今回は、リーティングセクションについての変更点、また変更前にはなかったリーディングセクション内で必ず出題される問題形式についてアドバイスを1つさせて頂こうと思います。
前回に引き続き、今回はリーディングセクションにおいてパートごとに変わった部分をおおまかにお伝えしますね。その後リーディングセクションのなかでスコアアップにつながるであろう、注意すべき点を1つアドバイスします。


リーディングパートについて
Part5 (単文による語彙、文法穴埋め問題)
問題数が40問から30問に減少しました。
*あくまで私見ですが、新形式以前に出版された公式問題集数冊と新形式向けに出版された公式問題集を確認する限り、難易度は下がった様に思います。
Part6 (長文による語彙、文法、内容理解を問う穴埋め問題) 問題数が12問から16問に増加しました。4つのパッセージにそれぞれ4問ずつ、計16問出題されています。
*問題数自体は変わっていないのですが、選択肢に少し変化がありました。新形式以前の問題はPart6の問題の全ての選択肢は単語か短いフレーズでしたが、新形式の問題では、4つのパッセージで出題される4問の中に1問ずつ(=計4問)、長いフレーズの選択肢から正解を選ばせる問題、つまり以前の形式より正確な内容把握を要求する問題が出題されるようになりました。
Part7 (パッセージによる内容把握問題) 問題数が48問から54問に増加しました。
*新形式以前の問題はシングルパッセージが24問、ダブルパッセージが20問で計44問でしたが、新形式の問題はシングルパッセージ29問、ダブルパッセージ10問、トリプルパッセージ15問の計54問になっています。
今回は、より重要度が増したリーディングセクションPart7のなかで必ず出題されるようになった出題形式の解答のコツをお伝えします。新形式以前にはなかった出題形式です。


<質問文例> In which of the positions marked
[1],[2],[3]and [4]does the following sentence best belong?
“ Two more will be opening at sites in San Francisco and San Diego by Spring of next year”
日本語訳= [1],[2],[3]and [4]と記載された箇所の中で、次の文が入るのに最もふさわしい箇所はどこですか?
“来年の春までにさらに2店がサンフランシスコとサンディエゴの一角にオープンしている。”
新形式の問題では問題文に記載されている文章をパッセージの中の適切な箇所に挿入させる問題(文章適切箇所挿入問題)があらたに加わりました。比較的難易度の高い問題と言えます。コツとしては、いくつかのパターンに分けてみるといいでしょう。


①代名詞(it,its,they,their,he,his,him,she,herなど)や定冠詞(the)が挿入する文章のなかに含まれる場合は、そのもととなるものを見つける事で正解の選択肢に繋がる可能性が高くなります。
②(also,too)など、順接的な文章になる可能性が高い単語や、(but,however)などの逆説的な文章になる可能性が高い単語が挿入する文章のなかに含まれる場合は、その挿入される文章と同じような情報(順接的な場合)、あるいは逆の情報(逆説的な場合)が含まれるフレーズを見つけることで正解の選択肢に繋がる可能性が高くなります。
③挿入すべき文章に固有名詞が含まれる場合は、通常その固有名詞の情報は、パッセージ内で初めて出てくる情報である可能性が高いので、その後に繋がる内容が補足情報に夏ようなフレーズを見つけることで正解の選択肢に繋がる可能性が高くなります。


最後に、まとめるとこの問題を解くには、この挿入文が
①どの情報を追加することになっていれば読み手に分かりやすいのか。
あるいは、
②どの情報の元になっていれば読み手に分かりやすいか。
という2つのアプローチをすることで、正解の選択肢に近づく事ができるでしょう。
  もしパッセージの中に [1],[2],[3],[4]という表記がある場合は、必ずその問題の選択肢から目を通すようにしましょう。文章適切箇所挿入問題は、おそらく2~3問程度出題されるはずです。
参考までに英会話のアドバイスNO.43~49もご覧ください。TOEICリーディングセクションについて触れています。


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