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英語に関するQ&A(49)洋楽でリスニング能力を鍛えよう

英語に関するQ&A(49)洋楽でリスニング能力を鍛えよう


本を出版しました。 英会話のやり直しと土台作り


2000年代前半から現在まで15年以上、小学生から年配の方々まで色々な世代、また、インターナショナルスクールに通う子供を持つ主婦、弁護士さん。外資の製薬会社営業ウーマンなど、色々な職業の方々に英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら英語を学ぶ生徒さんや留学希望者の方から、限りなく沢山の英語に関する質問を受けてきました。その中でインターネット上の質問と重なる質問も時々見受けられます。そんな質問に答えていきます。


Q:洋楽でリスニング能力を鍛えようと思ってるんですけど、曲によってネイティブにでも聴き取れない曲とかあるじゃないですか?ネイティブでも聴き取るのが難しいからこそ、それでリスニングを勉強すればリスニング能力がつくのか、ネイティブでも聴き取るのが難しい曲をリスニングに用いても無駄なのか、どっちだと思いますか?


A:前回と同様にリスニングに関する質問を選びました。洋楽がリスニング力の向上に役立つのか、これもよくある質問ともいえると思います。
まず、結論から言うと、洋楽だけ聞いてリスニング能力を鍛えるのはお勧めしません。ただし、他にリスニングを鍛える方法があったとして、補足的に洋楽をリスニングトのレーニング方法の一つとして使うのはとてもいいと思います。


まずはなぜお勧めしないかという大きな理由をいくつか挙げます。
①ジャンルやそれぞれの歌手によって聴き取りやすさにムラがある。
これはおそらく、質問者の方もわかっているだろうし、多くの方も指摘しているのであまり説明は必要ないと思います。私も同じ考えです。例えばCarpentersの曲 を聞けば比較的聴き取りやすいと思いますが、テンポの速いhip hopやrapの歌を聞いた場合、Nativeでも聴き取るのが難しい曲もあるはずです。


②リスニングで出てくる語彙が限られる。
どうしても好きなアーティストや曲ばかり聞くことが多くなると思います。そうすると語彙も必然的にあまり増えないので、同じフレーズばかり聴き取ることになります。よりたくさんの人、よりたくさんの状況でリスニングのトレーニングをした方が様々な場面で対応できます。。


③フレーズの区切りが普通の会話と歌では一致しない。
当たり前のことながらあまり多くの方が指摘していない部分なのですが、普通のナレーションや会話では、文章中の区切りもリスニング、スピーキングの際に重要な要素の一つです。英語に限らず、日本語でも話すときの区切りは重要です。日本の歌でもそうですが、多くの場合、言葉の区切りよりもメロディーや音の響きなどを優先します。したがって、言葉の区切りが優先されていないと 予測して聞く能力が鍛えられにくい可能性があります。


④資格試験取得や受験勉強のためのリスニングには向かない。
メリットの部分としては、
④ー①繰り返し聞くこと、そしてリズムに乗って覚えることができるので記憶に残りやすい。
④ー②洋楽が好きな方にとって、自分の好きなことが教材の一つになる。
個人的にはやはりメリットとデメリットを比較するとデメリットのほうが多いので、 もしリスニングの向上に洋楽を使うのであれば、もう一つ別のリスニング上達の方法と併せることをお勧めします。


アドバイスVol.164でリスニングのコツについて触れています。一度ご覧になってみてください。