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英語に関するQ&A(76)英検準1級と英語のライティング

英語に関するQ&A(76)英検準1級と英語のライティング


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2000年代前半から現在まで約20年、小学生から年配の方々まで色々な世代、また、エンジニアさん、弁護士さん。外資の製薬会社営業ウーマン、また英語の先生に英語を教えるなど、色々な職業の方々に英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら英語を学ぶ生徒さんや留学希望者の方から、限りなく沢山の英語に関する質問を受けてきました。その中でインターネット上の質問と重なる質問も時々見受けられます。そんな質問に答えていきます。


Q:TOEIC815点あるのですが、英検準1級に合格できません。何度も落ちてます。何が足りないのでしょうか?TOEICできて英検できない人の特徴って何ですかね。


A. 確かにTOEIC815を取得していれば確かに英検準1級に合格できる可能性はあるかと思います。一般的にTOEICで750〜850位までのスコアが取れる方は英検準1級レベルと言われています。英検もTOEICも受験したこともありますし、そのレベルを目指している方を何人も教えてきたことがありますが、以下に挙げた違いに焦点をあてれば、英検準1級の合格に近づくことはできると思います。


① 英検準1級とTOEIC、解答時間の差が原因の1つだと思います。英検準1級は問題数に対して解答時間が十分あたえられるものの、TOEICはあまり与えられていません。今回の質問者様は、TOEICの解答時間が短いと言う事で、大事な情報のみを抽出して答えを導き出していることが考えられます。そうするとTOEICでは出題パターンに慣れて高得点がとれても、英検でしっかりと英文を読み込んで(理解して)正解を導き出すという所でつまずく可能性があります。


② TOEICにはライティングセクションがありません。これも英検との大きな違いの1つです。基本的にライティングスキルは地道なスキルが必要です。普段仕事等でmailなどを書いている方と英文を普段書いていない人では非常に大きな違いが出ます。英文を書くということが日常的でない場合は、普段から一定以上の長さの作文を、簡単な内容でいいので書くようにすることが、ライティングでの得点を上げることに繋がります。


③ TOEICと英検は、外れの選択肢の難易度が違います。TOEICも英検もライティング以外の問題は3択、或いは4択の問題が多いのですが、外れの選択肢の難易度が英検の方が高い傾向があります。つまり外れの選択肢の中で比較的TOEICの方が不正解の選択肢を選ぶ可能性が少なくなります。と言う事はTOEICでは高得点が出やすくなります。


④ 語彙の違い。英検とTOEICでは使われる語彙がかなり違います。TOEICは日常生活に頻繁に使われる英語表現にビジネスで使われるような単語やフレーズが多いのに対し、英検は比較的幅広い分野の単語、フレーズを語彙問題、及び長文問題にまんべんなく使用しています。なので語彙に関しては英検の方が難易度が高いと思います。


まとめると、英検準1級合格に必要なのは、
1、長文を読む論理的な思考、
2、地道な英作文の練習、
3、幅広い分野の語彙力の向上と言えます。


結局、地道な学習が合格への道と言えるかもしれませんが、TOEICで800以上のスコアを取れるのであれば、それほど”狭き門”ではないはずです。
前回のアドバイスVol.195では、英語のライティングについて触れています。そちらのアドバイスについても一度ご覧になってみてください。



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