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英語に関するQ&A(91)TOEICか英検どっちに力を入れて勉強?

英語に関するQ&A(91)TOEICか英検どっちに力を入れて勉強?


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2000年から現在まで20年以上、英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら沢山の英語に関する質問に答えてきました。その経験をコツコツと書いていきますのでよろしくお願いします。


Q:高校2年生です。将来に向けて、TOEICか英検どっちに力を入れて勉強すべきですか?TOEICの方が最近じゅうしされている(ビジネス英語なので)と聞きますが、実際どうなのでしょうか?
英検はアメリカ英語で聴き取りやすいのですが、TOEICだとイギリス、オーストラリア、カナダの英語も混ざってくるため、習得するのが大変で、、、


A:以前少し触れたことがありますが、1年間に日本で200万人以上受験されている資格試験は、運転免許、漢字検定、そして英検(実用英語技能検定)とTOEIC L&R(Listening & Reading)です。
そして、質問者様は将来に向けてTOEIC L&Rと英検どちらに集中したらいいのかという質問ですが、結論から言うと、高校生までは、TOEIC L&Rではなく、英検の学習に集中してください。(可能なら英検2級合格、或いはそれ以上の級)、そして大学等に進学した後にTOEIC L&Rの学習に照準を合わせるのか、英検を続けてさらに上級レベルの級を目指すのか、或いは他の選択肢をかんがえるのか、もう一度考えて下さい。


下記に理由をまとめておきます。


①TOEIC L&Rの問題は高校生にとってスコアアップに繋がりにくい。
 TOEICL&Rの問題は、かなりの問題がビジネスに関連するような内容に沿って作成されています。例えば、リスニングセクションでは、社内での会話やビジネス会議の一部だったりがテスト問題として使われたり、リーディングセクションでは、社内メールや企業間のやり取りに関する英文書が問題として取り上げられたりしています。確かにビジネス専門用語が使われるわけではなく、内容も社会人からしたら非常に単純な内容ではありますが、高校生にとっては非常に難解な問題も出題されるでしょう。学生の方、特に高校生以下の方だと英語の問題とともに用語の問題があるのがスコアアップに繋がらない大きな要因の一つです。


②英検は学校での英語学習の成果が合否につながる
 基本的に英検の出題傾向は日本の一般的な中学校や高校の授業を考慮にいれていますので、 仮に”英検対策”のような学習をしていなくても、英語の授業を理解できていれば、少なくとも準2級は高確率で合格できるはずです。さらに言えば、2級でもおそらく合格率は50%を超えると思います。また、日本の学校教育を管轄する文部科学省が”認定”していた資格でもあります。(現在は”後援”となっています。)つまり、今学校で勉強していることが英検の問題には出題されやすいはずです。まあ全ての高校生に当てはまりますが。


 最後に、高校卒業後は、TOEIC、英検以外の英語資格試験にも目を向けてみしょう。
いくつか他の英語資格試験を耳にしたことがあるかもしれませんが、実は英語の資格試験はかなりあります。IELTS、TOEFL、ケンブリッジ英語検定など、他にも沢山ありますので色々情報を集めてみて下さい。IELTS(adademic module)やTOEFLは留学等を考えている方向けと言えますし、TOEIC以外にもビジネス向けの日商ビジネス英語検定という資格試験もあります。書店やネット等でどの資格試験はどんなゴールに役に立つのかを考えつつ、目標を見定めるといいと思います。


アドバイスVol 178 でも、TOEICと英検の比較について触れています。そちらのアドバイスについても一度ご覧になってみてください。


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