英語に関するQ&A(121)英検2級に合格したい
本を出版しました。 英会話のやり直しと土台作り
2000年から現在まで20年以上、英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら沢山の英語に関する質問に答えてきました。その経験を書いていきますのでよろしくお願いします。
Q:英検2級に合格したいです。
リスニングで4割、ライティング5割です。
今からリスニングとライティングを安定させるためにするべきことは何ですか?
時間は30分ほど余ります。
A.おそらく質問者様は問題集か過去問題にトライしてみて、現在の実力を測ったと推測しました。
結論から言いますが、現時点でリーディングセクションが7割程度取れるようであれば、今からリスニングセクションとライティングセクションの対策をするだけで合格の可能性は十分あります。
以下に今からできるリスニングとライティングのスコアアップ方法をお伝えします。
①リスニングについて、
Part1の場合、各会話のはじまりの冒頭部分のリスニングに集中力を向けましょう。
Part2では各センテンスの冒頭部分に集中します。
Part2の場合、ナレーターが一呼吸送ごとに、集中力をリセットをする要領です。
全部を聴き取る必要はありません。
どちらのpartでも最初の数ワードを聴き取る事ができれば、どんな話題なのかを絞ることができます。
何もない状態より大きな前進とも言えます。
次に、リスニングの質問文=Questionは、ほぼ必ず、5W1H(What, Who, Why, When, Where, How)から始まる質問です。
質問文を聞く時も、冒頭でどの疑問詞が使われているか、しっかり判断できれば現時点で4割程度の正答率ならば、5割位まで挙げることはすぐにできます。
ぜひ英検の公式ホームページにある過去問でトライしてみて下さい。
②ライティングについて、
まずは、自分にとって文法的に間違う可能性の少ない構文(文章のパターン)のテンプレートを試験前までにいくつか準備しておきましょう。
その構文を使いつつライティングを仕上げます。
例えば”It is〜 for (人) to do.”のような簡単な構文を準備しておいて、あとはTOPIC(問題)に合わせて文章を作れば、文法の間違いというリスクは減らすことができます。
また、基本的な英文エッセイの展開
*1最初に結論を伝える。
*2次に、その結論のための理由をまとめる。
*3最初の結論をもう一度伝える。ただし、できるだけ(*1)で伝えたのと同じ表現は避けた方がスコアアップに繋がります。
上記の事を意識してライティングに臨めば、おそらく現在5割の方は1割くらいならすぐにスコアアップが可能です。
もう一度確認します。
リスニングは全部を聴き取ろうとするのでなく、大事な冒頭部分を中心に聞くよう心掛ける。
ライティングは自分にとって作りやすい構文を用意しておく。この二つを試験前まで、トライしてみて下さい。
状況的には1次試験は手の届くところにあります。
本番まで2週間程度あればきっと合格可能です。
英作文にかける時間が30分あれば、80~100ワードのエッセイを書くのに十分な時間があるはずです。
アドバイス vol207、vol.208、vol253..でも、リスニングに関することについて触れています。そちらのエピソードについても一度ご覧になってみてください。
関連記事
- 英会話のアドバイス.208英語に関するQ& A(52)リスニング力アップのためのアドバイス
- 英会話のアドバイス.207英語に関するQ& A(51)英検のリスニングはどれくらい正解すれば合格する?
- 英会話のアドバイス.253英語に関するQ& A(97)英検のライティングセクションに関する質問
英会話の初心者に焦点を当てた場合、成長段階ごとにテーマを変えた学習に効果があると言う経験からの事実をもとに、学習アドバイスを毎週更新
体験レッスンにて確かめてください。
体験レッスン申し込み!
横浜市中区真砂町4丁目43 木下商事ビル 8階 / 地下鉄関内駅、 JR関内駅から一分程