横浜 英会話

英語に関するQ&A(120)TOEICのリスニング

英語に関するQ&A(120)TOEICのリスニング


本を出版しました。 英会話のやり直しと土台作り


2000年から現在まで20年以上、英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら沢山の英語に関する質問に答えてきました。その経験を書いていきますのでよろしくお願いします。



Q:TOEICのリスニングについてです。


固有名詞が全く聴き取れず、内容が頭に入ってきません
(そもそもこんな聴いたこともない人の名前(インド人や中国人の名前)や会社名(発音不明のなんとも形容しがたい名前)を使う意味はあるのか?と疑問に思っています)。どうすればよいでしょうか?


英単語なのか、固有名詞なのかが区別つかないことが多々あります、答えを見るとその固有名詞以外の単語はわかり、英文の訳もすぐにわかるのですが、リスニングで固有名詞が入ると自分の知らない単語なのでは?と思考が止まってしまい、他の単語が聞き取れなくなります。ほんとにTOEICは嫌な問題だなとつくづく思います。


こんな問題にすることでしか、難しくできないのかと憤りを感じます。日常で英語ネイティブと会議するときなど、固有名詞は分かっているので苦労しないのですが、これでは私にとってTOEICはただ固有名詞を聴き取れるかの意味のない英語試験です。


A.TOEIC L&R試験に関する批判的な意見をあえて選びました。
たた、どの資格試験でも受験者全員が納得できるような試験になるのは難しいと思います。個人的には、TOEIC L&Rは比較的リーズナブルで簡潔に自身の英語力を測る事ができる社会人向けの試験としては機能していると思います。もちろんリスニングとリーディングのみの技能だけに特化したテストなのでスピーキングやライティング能力に関して、受験者によってばらつきがあることは理解しています。


質問者様はおそらくTOEIC向けの学習も自主的に行なっているし、リスニング力がある程度あるはずです。理由は<答えを見るとその固有名詞以外の単語はわかり、英文の訳もすぐにわかる>と書かれていると言う事は何かしらの練習問題に自分で臨んでいる事がわかります。また、<日常で英語ネイティブと会議するときなど、固有名詞は分かっているので苦労しない>とのことです。この事から、一定程度のリスニング力があるし、TOEICの学習時間以外にも生活において英語を使う機会があります。


ただし、<知らない単語なのでは?と思考が止まって>しまうと言う事は固有名詞と固有名詞ではない単語の品詞の区別がついていないと言う事にも繋がります。固有名詞はあくまで”名詞”です。もしその固有名詞がわからなくても文法上、名詞が入る部分に知らない固有名詞が入ったとしても文脈は掴めるはずです。例えば”鈴木がニューヨークに行った。”という文章が、”マハティールがニューヨークに行った”と言う事と一緒です。もし”マハティール”が聴き取れなかったとしても誰かしらがニューヨークに行ったという事は聴き取れます。


まとめると、聴き取れなかった部分=知らない固有名詞として捉え、そこでストップせずにそのまま先を聴き続ければ、なんてことはないはずです。もしそれが難しいということであれば、固有名詞とそうでない単語、品詞との区別をするためのリスニング力が必要である、まだリスニング力に伸びしろがある≒リスニング力の改善が必要と言えます。


アドバイス vol.164、vol180、vol.182、vol.230.でも、リスニングに関することについて触れています。そちらのエピソードについても一度ご覧になってみてください。


関連記事

TOEICで約600点

英会話の初心者に焦点を当てた場合、成長段階ごとにテーマを変えた学習に効果があると言う経験からの事実をもとに、学習アドバイスを毎週更新


体験レッスンにて確かめてください。
体験レッスン申し込み!
横浜市中区真砂町4丁目43 木下商事ビル 8階 / 地下鉄関内駅、 JR関内駅から一分程

英語上達のアドバイス

英会話スクールのワイアールシー