英語に関するQ&A(120)TOEICのリスニング
本を出版しました。 英会話のやり直しと土台作り
2000年から現在まで20年以上、英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら沢山の英語に関する質問に答えてきました。その経験を書いていきますのでよろしくお願いします。
Q: TOEICのリスニングについてです。
固有名詞が全く聴き取れず、内容が頭に入ってきません。そもそもこんな聴いたこともない人の名前や会社名を使う意味はあるのか?と疑問に思っています。英単語なのか固有名詞なのか区別がつかず、思考が止まってしまいます。日常でネイティブと会議する時は固有名詞が分かっているので苦労しないのですが、私にとってTOEICは意味のない試験に感じてしまいます。
A: TOEIC L&R試験に関する批判的な意見をあえて選びました。どの資格試験も全員を納得させるのは難しいですが、TOEICは社会人の英語力を測るリーズナブルな指標として機能しています。
質問者様は自主学習もされており、一定のリスニング力があるはずです。ただ、「知らない単語なのでは?」と思考が止まるのは、固有名詞と一般単語の品詞の区別がついていないことにも繋がります。
固有名詞はあくまで「名詞」です。例えば「鈴木がニューヨークに行った」という文と「マハティールがニューヨークに行った」という文は構造が同じです。たとえ「マハティール」が聞き取れなくても、「誰かしらがどこかへ行った」という文脈は掴めるはずです。
まとめると、聞き取れなかった部分を「知らない固有名詞」として捉え、ストップせずに先を聴き続ければ、文脈を追うことは難しくありません。もしそれが難しいのであれば、品詞を瞬時に区別するためのリスニング力がまだ改善の余地(伸びしろ)があると言えます。
アドバイス vol.164、vol.180、vol.182、vol.230 でも、リスニングに関することについて触れています。ぜひ併せてご覧ください。
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