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英語に関するQ&A(130)TOEIC500点

英語に関するQ&A(130)TOEIC500点


本を出版しました。 英会話のやり直しと土台作り


 2000年から現在まで約20年、小学生から年配の方々まで色々な世代、また、エンジニアさん、弁護士の方、外資の製薬会社営業ウーマン、また英語の先生に英語を教えるなど、色々な職業の方々に英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら英語を学ぶ生徒さんや留学希望者の方から、限りなく沢山の英語に関する質問を受けてきました。その中でインターネット上の質問と重なる質問も時々見受けられます。そんな質問に答えています。



今回はTOEIC500点程度の社会人の方達の疑問について考えてみました。


Q:来年、企業の方針の関係でTOEICを受けるのですが、その学習方法について相談があります。まず、私のTOEICのスコアは1年前に受けた525点でそれ以来は受けていません。現在525点あるかもあやしいし、基礎が固まっているとは言えない気がしています。そこで企業の通信教育とは別に英語の基礎を別の教材で勉強しようと思うのですが、複数の教材に手を出すのは良くないでしょうか?


Q:TOEIC500点以上を取得したいのですが、何から始めればいいか、どういう勉強したらいいかわかりません。現在26歳です、高校1年の時に英検準2級は取りましたが、それ以降全く英語の勉強をしておらず、10年近く英語とは触れあっていません。中学英語からやり直したいです。理想としては来年の4月か8月くらいにTOEICで500点以上を取得したいです。毎日確実に勉強時間が確保できるわけではありません。 中学英語からやり直すとしてどのような勉強をどんな風にどれくらいやればいいかざっくりでもいいので教えてほしいです。


A.どちらの方も英語の基礎をもう一度やり直したいという共通の思いがあると思います。私からのアドバイスとしては、2stepsを踏むといいのではないかと思っています。


①中学~高校位までの基礎文法をおさらいする
まず、複数の教材を使用することはそれほどマイナスにはならないと思います。もし現時点で文法の参考書、問題集を持っている、或いはインターネット等で文法を学習できる環境があれば、それで基本的な文法知識をおさらいしましょう。具体的には文のタイプ(文型)、時制(特に完了形)、受動態(受け身)、不定詞等の準動詞、関係詞、仮定法等の基礎を確認するだけでもいいと思います。


②身に付けた基礎知識をTOEICのスコアに反映させる
TOEIC L&Rのreadingは特に時間との勝負です。自分なりに時間配分をして、正答できる問題をすこしでも増やせるよう、非常に限られた解答時間をできるだけ効率的に使うため、解答時間を意識して予想問題等の問題集に取り組みましょう。ざっくりとお伝えするとPart5に10分程度、Part6に15分程度、Part7に50分程度、合計75分です。おそらくほとんどの受験生にとって見直しの時間はありませんので、大変だとは思いますが、迅速かつ慎重に各問題を解いていく必要があります。


上記の2段階を経て学習することでスコアアップへの近道になると思います。もしこれをお読みになって興味をお持ちになりましたら一度トライしてみて下さい。その上でまず、公式問題集等を利用してテスト形式で受けてみて下さい。その結果のスコアが500相当以上とれそうならば、実際の公開テストを受験してみて下さい。


ちなみにアドバイス vol.102.,vol.103.,vol.106でも、 TOEICに関することについて触れています。そちらのエピソードについても一度ご覧になってみてください。


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