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英語に関するQ&A(22)英検とTOEIC、どっちの方が効果は期待できる?

英語に関するQ&A(22)英検とTOEIC、どっちの方が効果は期待できる?


03/06 更新

本を出版しました。 英会話のやり直しと土台作り


2000年代前半から現在まで15年以上、小学生から年配の方々まで色々な世代、また、インターナショナルスクールに通う子供を持つ主婦、弁護士さん。外資の製薬会社営業ウーマンなど、色々な職業の方々に英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら英語を学ぶ生徒さんや留学希望者の方から、限りなく沢山の英語に関する質問を受けてきました。その中でインターネット上の質問と重なる質問も時々見受けられます。そんな質問に答えていきます。


Q:·英語の勉強方法について質問です。
英語力高めたい!ってことだけ考えたとき、英検資格取得のための勉強と、TOEICの点数あげる勉強と、どっちの方が効果は期待できるでしょうか?
今の英語力は英検準一級の参考書を買って勉強を始めるくらいです。
TOEICは受けたことないのでわかりませんが…とにかく英検の参考書とTOEICの参考書とどっち買おうかなって思って質問しました。
英語勉強するならどっちを目標に勉強した方が読む能力、聞く能力、話す能力は高まるでしょうかっていう質問です。


A:まずはTOEICと試験と英検との試験の違いについて理解することだと思います。
そしてまずTOEICはTOEIC Listening & Reading の方の試験のことだと思うのでそれを前提にお伝えします。
大まかな違いを以下に挙げておきます。


英検(実用英語技能検定試験)の特徴
・レベル別のテスト(7レベル)=受験者のレベルに合わせた受験が可能。
・合否制=合格か不合格かで判断される。
・3級以上は1次試験(主にライティング、リーディング、リスニングスキルを測定)と 2次試験(主にスピーキングスキルを測定)の2日間で判定される。
・試験時間はレベルにより違う(原則上級ほど試験時間が長くなる)
・1次試験に合格しないと2次試験は受験できない。
・試験内容は主に日常での英語から科学、教育、医療、テクノロジーなどのトピックか  らも出題される。


TOEIC Listnieng & Readingの特徴
・同じレベルの試験を全ての受験者が受験=受験者のレベルに合わせたテストではなく、 全ての受験者がほぼ同じ難易度のテストを受験する。 
・点数制=10点~990点のスコアで判断される。
・TOEICListening& Readingでは文字通り、主にリスニングとリーディングスキルが測定される。基本的にライティングとスピーキングスキルは測定されない。(TOEIC Speaking&Writingという別のテストがある)
・120分のテスト1回でスコアが測定される。
・試験内容は主に日常での英語やビジネスで出くわすようなやり取りなどから出題される。


上記を踏まえると、TOEICはスピーキングを測定するテストではないので、必然的に英検を目標に勉強した方が総合的な能力は高まるかもしれませんが、どちらのテキストも使用した経験を元にお伝えさせていただくと、リーディング、リスニングに関しては、TOEICで使われるトピックの方が実際の日常生活に出てくるフレーズが多いです。
それに対して、英検のリーディングセクション、リスニングセクションの出題内容は、準1級や1級などの上級になると日常生活とは少し離れた少しマニアックなトピックを使用した問題が多い気がします。
(個人的にはとても興味深いトピックが多くて面白いことが多いですが。)
また、質問者の方は、準1級の参考書を使って勉強するとのことなので、少なくとも初心者ではないと推察されます。
先ほどもお伝えしましたが、どちらのテキストも使用したことがある私の経験則上、日常生活、ビジネスにおいて使えるような読む力、聴く力はTOEICの参考書を使用したほうがいいと思います。
そうでなければどちらでもいいと思います。
話す力は英検の2次試験対策に特化しているような参考書を使用するといいのではないでしょうか。


TOEIC対策については、vol.43~51で英検2次試験の対策についてはvol.30、31で触れていますので参考にしてみて下さい。