英語に関するQ&A(124)面接試験は正統派な解答が無難ですか
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2000年から現在まで20年以上、英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら沢山の英語に関する質問に答えてきました。その経験を書いていきますのでよろしくお願いします。
Q:英検の作文、面接試験は正統派な解答が無難なのでしょうか。
昨年、英検2級に合格しましたが、作文試験の内容、校正で減点されました。
今思えば遠まわしに「老害」を否定したせいかもしれません。
その一方で、作文も英語も苦手なはずの同級生は作文試験で満点でした。
A.英検の本会場でのテストが終わったばかりだからなのか、英検に関する質問がとても多くなっています。
その中でライティング(作文)、スピーキング(面接)に関する質問があったので、それを選びました。ライティングやインタビューの評価についての質問を選びました。
①あくまで評価は英語の精度のみ。個人的な意見で評価は変わらない。
基本的に、受験者の意見によって評価が変わることはありません。評価対象は、文章が論理的に矛盾していなくて、正確な時制、語順、冠詞、前置詞等を使用してエッセイが書かれているか、(話せているか)、また、レベルに合うような語彙を駆使しているかが重要です。
②自分の意見を優先するのではなく、英語の組み立てがしやすい、自分の知っている語彙力で表現しやすい意見を優先するといい。
英検のライティングセクション、及び2次試験(面接試験)は、賛否の分かれるようなトピックを出題します。どちらの立場に立つかは受験生の自由ですし、中立的な立場を取ることもできます。
例えば、環境を保護するために自然を優先させるか、経済活動を活性化させるために近代化を優先させるかというようなトピックが出題された場合、自然保護を優先した方がいいとする意見が多いかもしれませんが、別に近代化を選んだからといって減点対象にはなりません。従って、”自分の語彙が駆使しやすい意見”>”自分の意見”で書いた方が(話した方が)いいスコアがとれる=減点対象とはならないと思います。
③中立的立場は構成が難しい。
中立の立場でライティング、及び面接に臨む事もできますが、試験という場でその主張はかなりハードルが高いと思います。理由は主張が一貫しない、話に賛否の両方が含まれるので試験官が混乱する→減点しやすいためです。なのでできる限り、試験の場ではYesなのかNoなのかをはっきりさせることを強くおすすめします。
まとめると、文法、時制等に注意し、自分の語彙が豊かであろう意見でライティングに臨む(面接試験に臨む)方が減点の可能性が少ないです。
アドバイス vol.165、vol.195、vol.209、vol240でも、 英検のライティングやスピーキングに関することについて触れています。そちらのエピソードについても一度ご覧になってみてください。
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