英語の勉強方法について
「英語って、結局なにを勉強すればいいんですか?」
受験を控えた方から、とてもよくいただく質問です。
<アドバイス>
英語の勉強は、大きく分けると次の4つの力で成り立っています。
1.発音
2.聞き取り(リスニング)
3.文法
4.単語
まず、発音についてですが、受験英語においてはそこまで神経質になる必要はありません。
日本語を母語とする学習者の場合、多少の発音の違いはあっても、試験の点数に直接大きく影響することはほとんどありません。
「ネイティブみたいに話せないとダメなのでは?」と心配する必要はないので、受験勉強では優先度は低めで大丈夫です。
次に、聞き取り(リスニング)です。
リスニングは確かに大切ですが、「聞き取りだけ」を単独で練習しても、なかなか力は伸びません。
実は、リスニング力は文法と単語の理解が増えるにつれて、自然と伸びていくものです。
文の構造が分かり、単語の意味を知っているほど、聞こえてくる英語も理解しやすくなります。
では、受験生が今、何を重点的に勉強すればいいのか。
結論から言うと、文法と単語です。
まずは、基本事項をもう一度しっかり復習し、「なんとなく分かったつもり」で終わっている部分がないかを確認しましょう。
特に注意したいのは、似ている単語や表現の違いです。
たとえば、
my(私の)と mine(私のもの)
I ate(食べた)と I have eaten(食べたことがある)
といった違いは、試験で非常によく狙われます。
試験問題を作る側は、こうした「基本だけれど混乱しやすいポイント」を多く出題します。
つまり、基礎がしっかりしている人ほど、安定して高得点を取りやすいのです。
基本が固まったら、次に中級レベルの単語と文法へ進み、
それが理解できたら、上級レベルへと段階的に進めば十分です。
最後に、「文法と単語、どちらを優先すべきか?」という質問について。
答えはシンプルで、自分が苦手な方を優先することです。
正直に言うと、苦手な分野を避けて、得意なところだけを勉強すると、全体のバランスが崩れ、成績の伸びは遅くなります。
逆に、文法と単語をできるだけバランスよく学習していくと、理解も点数も安定して伸びていきます。
遠回りに見えても、「基礎を丁寧に、弱点から向き合う」ことが、受験英語では一番の近道です。
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