初級の方は何を忘れたらいけないか?その③
29.初級の方は何を忘れたらいけないか?その③
では、続いて「初級の方は何を忘れたらいけないか?」の第三弾。
今日のテーマでよく使われている ”there is”
この表現は日本語に訳せば「~がある/~がいる」って意味です。
たとえば There is a restaurant near the station = 駅の近くにレストランがある。
今日の自分の会話を思い出してみて?
「~がある」と「~がいる」は何回ぐらい言ったかな?(言われたかな?)
これは何回というより、何十回の方がふさわしいかもしれません。
英語は同じくそれぐらい ”there is” が会話に出ます。
かなり重要な表現なので、使い方を忘れたらまずい。
幸いな事に ”there is” の入っている is はもともと be なので、入門の時に覚えた be の使い方と変わらない。
たとえば複数なら ”there are two restaurants” や過去なら ”there was a restaurant” など。
しかし ”there is” は 「~がある/~がいる」 の意味をすると言っているが、この表現をパーツに分けると ”there” だけでは 「そこ」 って意味で、 ”is” だけでは 「です」 って意味なので、言われると混乱する人もいるね。
たとえば There is a restaurant と言われたら、一瞬これは「レストランがある」か「そこはレストランです」かで迷う時がある。
これをどうやって解決できるだろう?
その解決方法を現すように、次の文章を見てみよう。
どっちの方が正しいですか?
① I went to Osaka. It is a big city.
② I went to Osaka. There is a big city.
これは①の方が正しい。
なぜなら、②のように ”there” だけは主語には使えないからだ。
こうしてさっきの There is a restaurant なら「そこはレストランです」って意味にはなれなくて、「レストランがある」って意味です。
もし 「そこはレストラン」 なら It is a restaurant を言わなければなれない。
(ちなみに文法を通した決断方法は以前#19「リスニング・スキルを伸ばす方法その②」で話したよね。
でもそんな細かい文法ルールは会話途中ですぐ思い出せられない!っと焦る人には思い出せなくてもいい方法も教えよう。
さっき I went to Osaka. There is a big city ではなく I went to Osaka. It is a big city を言わなければならないことを話しましたね。
これは簡単な基本的文法しか入っていない文章ですね。
自分で最初から文法を正しく使えば使うほど自動的になる。
それが出来たら文法の相違が出ればすぐに 「なんかおかしい」 と感じてくる。
これで文法のルールを思い出すではなく、正しい文法を感じられるなら、さっきの ”There is a restaurant” の言葉を迷わずに理解できる。
(ちなみにこれも以前の#26「リスニング・スキルを伸ばす方法その③」で話しましたね。
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